「Ruby」がJIS規格として制定された?

これ、意味をばっちり理解できた人ってどの位いるのだろうか。
私は意味が理解できませんでした。

ということで、調べてみようと思いIPAのページを参照・・・。
全くわからない。

JIS規格なんだから規格書があるはずだ!と探してみると

和文PDF ダウンロード 7560円

無理!買えるか!!
何が書いてあるか解らないものに、7000円は無理!

さすがにプレビューがありました。良かった。。。
実際に読んで頂けるとすぐに解ります。

要約すると以下の通り。

Rubyというプログラミング言語は1つです。

だが、Rubyで書かれたプログラムを実行するためのプログラム(つまり、言語のインタプリタ)は色々と実装があります。Cで書かれたものやJavaで書かれたもの等々。

もし、その「実装」ごとに違った結果が生まれるとすると、プログラムを書く人間にとっては非常に厄介な問題になります。
プログラムを書く人間は、使う人がどんな「実装」でプログラムを実行させるか選らべないので、色々な実装で同じ結果が得られるように工夫することになるでしょう。

では、その「実装」ごとに動きが異なることにならないようにするには、どうすれば良いか。
その答えが、この「JIS規格化」です。

つまり、JISとは工業規格なので、言い換えると「ルールブック」なわけです。
ということで、理解できる言い方にすると

プログラミング言語である「Ruby」で書かれたソースを、実際に実行するプログラムが守らないといけないルールブックが出来ましたよ

ということです。

もしこのJISに準拠するように各実装が整えられると、Windowsで動かそうが、Linuxで動かそうか、Javaの実行環境上で動こうが、同じ結果が得られるという状況になります。
つまり、本番環境の選択肢が増えることになります。

これが「RubyのJIS規格化」の意味でした。